病院・チーム紹介
コロナ禍で、以前にも増して注目を集めている在宅医療。札幌市内の住宅街に構える「札幌在宅クリニックそよ風」も、訪問診療を行うクリニックの一つです。
飯田智哉医師は、2020年に病院医から在宅医にキャリアチェンジし、現在は同クリニックの院長を務めています。在宅医療において大切なのは、患者さんとご家族の“生活”に注目し、住み慣れた家や街で心地よく暮らしてもらうこと。病気を治すことが主目的になるケースが多い病院医療とは、大きな違いがあります。
「在宅医療の必要性を広く認知してもらうべき時期が来ている」と話す飯田院長。多職種や地域と連携しながら、患者さん一人ひとりに寄り添った在宅医療を広げていくことを目指しています。
チーム白衣・スクラブ導入の目的・感想
札幌在宅クリニックそよ風の先生にクラシコの白衣・スクラブの感想をインタビューしました。
「“白衣じゃない白衣”に初めて出会い、買うしかないと思った」
札幌在宅クリニックそよ風 院長
飯田智哉先生
クラシコのスクラブを着始めたのは10年ほど前です。医師になって2〜3年目の頃で、初めて主治医として患者さんを診始める時期でした。若い医者は誰もが思うことですが、「自分をかっこよく見せたい」「自分を高めてくれるものが欲しい」と考えていた中で、クラシコの商品を見つけました。
初めて着たときの気持ちは今でも覚えています。サイズ感や素材がとても良くて、自分のレベルが一段階上がったような気分というか、力をもらえたというか...。最初に購入したものは、サイズが合わなくなった今でも捨てずにとってあります。クラシコのスクラブは色も好きです。上品で柔和な色でトゲトゲしていなくて、寒色でも不思議と温かさを感じます。
今は在宅医療を行っていますが、在宅医療の現場の服装は医師によってかなり違うんです。病院と同じようにスクラブを着る先生もいるし、ネルシャツ・ジーパンに白衣の先生もいるし、Tシャツと綿のパンツだけの先生もいて、本当にさまざまなんですよね。僕も病院医から在宅医に変わったときに、服装をどうすべきかとすごく悩みました。
そして最終的に行き着いたのが、ジャケットやコートのような白衣を羽織るスタイルです。最近はRon Herman(ロンハーマン)のネイビーのショートコートが気に入っていて、いつも着ています。一枚あるだけで締まって、かなり使いやすいんですよね。このショートコートの下は上下スクラブのときもあるし、綿のパンツのときもあります。在宅医ですが、患者さんの退院前の会議のために病院に伺う日もあるんです。そのときは白シャツを着るなど、TPOに合わせて自由に組み合わせています。
実は患者さんやご家族の中には、医療者が家に来ていることを知られたくないという方も結構いるんです。そんな中で、このショートコートは医者っぽく見えない白衣、“白衣じゃない白衣”だったので「これを買わないわけにはいかない!」と思ったんですよ。それくらいドンピシャなものでした。機能性もいいんですよね。撥水効果が高く、雪がサラーッと流れて北海道でも使いやすいですし、ポケットも大きくて便利です。
クリニックでスクラブを揃えることはしていないのですが、みんなが良さに気づいて自然にクラシコのウェアを着る人が増えればいいなと思っています。僕が以前着ていたものを渡した事務員もいますし、最近PACK(パック)シリーズを着始めたスタッフもいます。PACKシリーズは手頃な価格で、クラシコを試してみたい人にはとても入りやすい商品ですよね。
クラシコの商品は贈り物にも使っています。上司が院長になったときに白衣を送ったり、このクリニックから大学に巣立った先生にみんなでスクラブを買って渡したりしました。ギフトにもぴったりな、価値のあるものだと思っています。
患者さんにも「先生それ素敵だね!」とかなり言われます。100歳を越えるご高齢の方々も診ていますが、urban tech(アーバンテック)シリーズの白衣を購入した翌日に「高いでしょ?すごく素敵に見えるよ」って言われたんです。やっぱり良いものは誰でもわかるし、心に通じるものがあるんだなと思いました。
僕はどちらかというと、病院は医療者の場であると思っています。どれだけ患者さん思いの病院であっても、医療者がいる場所に来てもらうという構造ですよね。でも、在宅医療はこちらがご自宅にお邪魔するので、まずは家に入れてもらうことから、患者さんがいる場所に入ることが許されるかというところからスタートするんです。
ですので、在宅医にとっては礼儀が何よりも大事だと感じています。そして、その礼儀のなかには服装や身だしなみが入っていると思うんです。良い白衣やスクラブを使って、ご自宅にいる患者さんに信頼してもらえる服装をしていきたいですね。
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