歯科検診の義務化はいつからはじまる?歯医者の開業医が対策すべきこと
近年、政府は歯科検診の重要性に注目しており、全国民への義務化を検討しています。実際に義務化された場合に備えて、歯科クリニックは今から対策を講じておくとよいでしょう。
そこでこの記事では、歯科検診が義務化される時期や、歯科医院が今から考えるべきポイントを紹介します。
歯科検診の全国民義務化について
2022年度に政府が示した「骨太の方針」に、国民皆歯科健診の導入を検討すると記載されました。
この国民皆歯科健診の制度が導入されると、すべての国民が、毎年歯科検診を受けるよう義務づけられます。
すでに一部の職種では、定期的な歯科検診が義務化されています。
現時点では、塩酸や硝酸など、歯に有害な物質に関係する職種だけが対象のため、意識する機会は少ないかもしれません。
全国民への義務化がいつから始まるかについては、まだ具体的な時期が決定していない状態です。
日本歯科医師会の会長は、2022年に今後3年から5年をめどに取り組みを進めていく考えだと発言しています。
歯科検診の義務化が検討されている理由
なぜ政府が歯科検診の義務化を検討するのか、不思議に思う人もいるかもしれません。ここでは、おもな理由を3つ紹介します。
歯科検診の受診率を高めるため
1つ目は歯科検診の受診率を高めるためです。
日本は、スウェーデンのような予防歯科先進国に比べると、高齢者の歯の残存本数が少ない傾向にあります。
厚生労働省の平成28年(2016年)歯科疾患実態調査によると、80歳~84歳の平均残存本数は約15本となっています。
一方、日本スウェーデン歯科学会によれば、2013年のスウェーデンにおける80歳の平均残存本数は約21本でした。
約6本もの差がつく理由は、予防歯科への意識の違いです。
日本はスウェーデンに比べ、歯科検診の受診率が低く、虫歯予防のために歯医者に行くという意識が低いといえます。
そこで日本政府も対策の検討を始めました。これまでよりも歯科検診の受診率を高め、国民一人ひとりが自分の歯を守っていくことが重要だと考えています。
歯科医院側から見ると、歯科検診の受診率アップは、自院への集客のチャンスとなります。毎年検診に訪れる患者を増やすことができれば、集患の安定にもつながるでしょう。
健康寿命を伸ばすため
2つ目は、健康寿命を伸ばすためです。体を健康に保つために、栄養バランスのよい食事は欠かせません。しかし虫歯などで失った歯が多いと、食べられるものが限られてしまいます。
定期的に歯科検診を受けていれば、歯を失うリスクを低減できます。高齢になっても自分の歯が多く残っていれば、さまざまな食品をバランスよく食べ、健康を維持することができるでしょう。
定期的な歯科検診は、歯周病の発症を抑えることにもつながります。もし歯周病になってしまうと、糖尿病などさまざまな疾患にかかる恐れがあります。認知病になる可能性も高まるため、健康寿命を伸ばすために、歯科検診は重要です。
医療費削減のため
3つ目は、医療費を削減するためです。
高齢化率の上昇にともない、国が支払う医療費も増加しています。このままでは、現役世代が負担する社会保障費がさらに上昇するかもしれません。
歯科検診を義務化し、多くの人が虫歯や歯周病を予防できれば、医療費の削減につながります。
また2つ目の理由「健康寿命を伸ばすため」で紹介したとおり、歯の健康を維持すると、体の健康も保ちやすくなります。さまざまな疾病を未然に防ぐことで、将来の医療費を抑制することも期待できるのです。
歯科検診の義務化に備えて歯医者でできること
歯科検診が義務化されれば、現在よりも多くの人が歯科医院を訪れるようになります。
しかし、歯科医院の数はコンビニより多いため、あなたのクリニックに来てくれるとは限りません。そこで、自院を選んでもらえるような工夫が必要です。
「歯医者は怖い」というイメージを持つ人は、今も少なくありません。このイメージをあえてチャンスととらえ、自院のブランディングにつなげましょう。
具体的には、制服や内装で、クリニックの個性や親しみやすさをアピールします。例えば、海の近くにあるクリニックであれば、内装を青系にしてみるのもよいでしょう。制服に海をモチーフにしたロゴが入っていれば、患者さんもさわやかな気持ちになるのではないでしょうか。
さらに、ホームページ・SNSで内装や制服の写真を公開すれば、海好きの人が興味を持ち、「行ってみたい」と思ってくれるかもしれません。
こうした工夫が、集客力の向上につながります。自院の個性は何か、どんな人に来院してほしいのかを、今から考えてみましょう。
集客力を高めるクラシコのおしゃれなユニフォーム
制服を工夫して集客力を上げるなら、クラシコのユニフォームがぴったりです。クラシコは、医療従事者の働きやすさを支えるため、おしゃれで上質な白衣・スクラブを提供しています。
着心地のよさだけでなく、上品でクリーンな印象のあるデザインも高い評価を得ています。実際にクラシコのアイテムを採用したクリニックからは、スタッフはもちろん患者さんからも褒められたという嬉しい声が届きました。
クラシコの制服を導入し、患者さんが「この歯医者は怖くない」と安心感を抱けるクリニックを目指してみませんか。
クラシコの制服はクリニック一括導入も可能
クラシコの白衣・スクラブは、クリニックなど団体での一括購入が可能です。
ロゴ刺繍や、各スタッフのネーム刺繍にも対応しています。制服におそろいのロゴが入っていれば、統一感も生まれます。他院と差別化するために、ロゴ刺繍にもこだわってみてはいかがでしょうか。
クラシコでは、一括導入を検討しているクリニック向けの相談窓口も用意しています。オンラインで専門スタッフに相談し、自院に適したユニフォームを選べます。
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クラシコの制服の歯科クリニック導入事例
ここでは、クラシコの制服を実際に導入した歯科クリニックの事例を、3つ紹介します。
わたなべ歯科クリニック「患者さんに選んでもらうきっかけ作りに、このスクラブが必要でした」
わたなべ歯科クリニックは、予防歯科に力を入れています。患者さんに選ばれるためには差別化が必要であると感じ、ブランディングによって来院のきっかけを作っているとのこと。実は、クラシコのユニフォームを導入したことも、ブランディングの一環だったそうです。
木の優しい雰囲気を感じられるような内装に合わせ、ベージュのスクラブが採用されました。袖に刺繍された、わたなべ歯科クリニックのロゴがアクセントになっています。
柔和なカラーの制服を導入したことで、患者さんがよりリラックスできる空間になったという声が寄せられました。
ひらざわ矯正歯科クリニック「ユニフォームにも気を使う事で、スタッフだけではなく患者さんの満足度にも繋がると感じています」
ひらざわ矯正歯科クリニックは、できる限り患者さんの負担にならない矯正治療を行う方針をとっています。
矯正治療の多くは自費治療となることを考慮しつつも、患者さんが満足できるようにこだわっています。具体的には、リラックスして過ごせる空間づくりや、ユニフォームに気を配りました。
院長は、お気に入りのものを身につけることが仕事のパフォーマンス向上につながると考えたそうです。そして、クラシコのスクラブを制服として導入することになりました。
実際に、クラシコの制服を愛用しているスタッフからは、「着ただけでテンションが上がる」と嬉しい声が届いています。気に入った制服を着ることでスタッフが働きやすくなり、結果的に患者さんの満足度アップにもつながっていると感じているそうです。 ▶︎クラシコのユニフォーム導入事例: ひらざわ矯正歯科クリニックの導入事例はこちら
渋谷矯正歯科「街の雰囲気も考慮し、調和するデザインの白衣を導入しました」
渋谷矯正歯科でクラシコの白衣を導入に至った経緯は、患者さんに信頼感や安心感を与えられるユニフォームを探していたためだそうです。クラシコの白衣が持つ清潔感も、クリニックの雰囲気にマッチすると判断し、導入に至りました。
実際に使った感想として、細身のデザインが着用すると想像以上にスタイリッシュで驚いたという声が寄せられました。
ファッションに関心がある患者さんも多く来院するため、デザイン面でもよい印象を与えられるのではと感じたそうです。
歯科検診の義務化に備えて今からクリニックのブランディングをはじめよう
歯科検診の義務化は、今すぐ始まるわけではありません。しかし、他のクリニックと差をつけるなら、できるだけ早く対策を講じることをおすすめします。
内装や制服の変更には、ある程度時間やコストがかかります。また、「怖くない歯科医院」というイメージの定着にも時間がかかると考えておきましょう。
制服選びで迷ったときには、クラシコの相談窓口を利用するのもおすすめです。
クラシコのユニフォームを一括導入し、「この歯医者なら安心して行ける」と思ってもらえるクリニックを目指してみてはいかがでしょうか。
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「なぜかっこいい白衣がないのか?」私たちクラシコは、医師の一言から白衣づくりを始めました。2008年の創業以来、いつもきれいで気持ち良く仕事ができる、そんな医療ウェア作りを目指してきました。スタイリッシュでお洒落なシルエットの白衣、そして着る人の気持ちを幸せにし、自信を溢れさせ、ときには気持ちを引き締め、患者さんや医療従事者のまわりの人たちに良い印象を与える白衣を目指して医療ウェアを作り続けています。
医師が一度は着てみたい白衣ランキング1位に選ばれ、白衣をはじめ、スクラブ・ケーシー・ナース服・聴診器や、医療チームの一体感を高めるチーム白衣・病院ロゴ刺繍なども承っています。
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